|
前回は下半身にフォーカスしていきました。今回は背中から腕にかけて、注目していきます。
引き締まった素敵なうしろ姿をイメージしながらエクササイズしていきましょう。
|
背中の筋肉の約80%は、腕を支えるためのものだといわれています。
腕をしっかり引き締めるためには、まず背中と腕のつながりを意識しましょう。
|
|
|
まずは楽な姿勢で、お祈りをするときの様に手のひらを合わせます。(図1)
ただ合わせている状態から、少しずつ手のひらを押し合うように力を入れていきます。楽に続けられる程度の力で保ちましょう。
その状態に慣れてきたら、手のひらの力を保ったまま、今度は肘を外側に押しやるようにしてみましょう(分かりにくい場合は、肘を少し上に持ち上げるようにするといいでしょう)。
二の腕にピリピリと引っ張られる感覚が出てきたら大成功です!
ここで肩に注目しましょう。腕に気をとられて、肩が挙がっていませんか?
肩をぐっと下ろし、首を長くするイメージをすると、肩甲骨周りの筋肉がしっかりと働いてくれます。
|
|
背骨の働きは主に3つです。
この3つの動きを組み合わせて、胴体の部分は日常の中の様々な動きを生み出します。
今日は の「回る」を使って背中の筋肉・わき腹の筋肉を引き締めていきます。 |
|
準備の段階で作った腕の形のまま背中をぐっと長く保ち、楽な姿勢で座ります。
(立ったままでもOKです。そのときは骨盤をしっかり固定しましょう)
大きく鼻から息を吸って、背を高くするイメージをしましょう。しっかりと呼吸を続けます。
|
吐くときは口からお腹の筋肉をしっかり使って最後の一息まで吐ききります。 |
用意が出来たら、息を鼻から吸って準備です。ゆっくりと息を吐きながら背骨を中心に右を向いていきましょう。
このとき、左の背中と右の肩を誰かにそっと押されているような感覚で行うと余計な力が入りにくいかもしれません。
息を吸いながら戻ってきます。
|
|
|
反対側も行いましょう。1つの方向に回旋させるのに4カウント、戻るのに4カウントを目安に5〜10セット行います。
ゆったり呼吸を続けるのがポイントです。
|
|
このエクササイズでは、どれだけ回旋させるかよりも、肩甲骨・背中・腕・首が安定しているかが重要になってきます。最初に述べたように、目的は背中と腕のつながりを意識することです。
さて、背中と腕がしっかりとつながって、二の腕の筋肉ちゃんが目覚めたら……少しパワーを使うエクササイズにもチャレンジしてみましょう。
|