よく耳にする、「ツボ」や「経絡」。東洋医学では、「気」が人間の身体を左右する大きな要素だと言われています。筋肉や神経で全身が繋がっているように、全身が「気」で繋がっているイメージを持ってみましょう。
流れ自体が「経絡」、その流れの上に点在する駅のような役割をするのが一般的に「ツボ」と呼ばれる場所です。
姿勢が悪くなると、この通り道がせき止められて「気」の流れが悪くなります。まずは背骨のカーブを確認してみましょう。
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このカーブが失われたりカーブがきつくなり過ぎたりすると「気」が滞り、問題のある箇所から、悪い「気」が排出されて行くのを阻害すると言われています。
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一日の生活の中で一番多い姿勢と言えば、「椅子に座る」ではないでしょうか?
一番長い時間している姿勢ならば、そのときが狙い目!
正しい姿勢で座り、正しいカーブを身に着けましょう。
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まずは椅子に座るときに〇の部分を椅子の一番深く椅子の背もたれギリギリに深く腰かけるように心がけます。
そこから背骨が直角になるよう意識しながら背もたれに軽く寄りかかります(背もたれが軽くリクライニングしているようならタオルやクッションを置くと、首に負担がかかりません)。
「準備」で意識したカーブを保ちながら、大きく呼吸します。
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吸うときはリラックス、吐くときは矢印の方向におへそを〇へ引き入れるよう意識します。
分かりにくい場合は、手のひらをおへその辺りに当てながら、実際におへそを引っ込めてみましょう。
慣れてきたら、息を吸うときも適度な引き入れを意識しながら呼吸を繰り返します。
このカーブが失われたりカーブがきつくなり過ぎたりすると「気」が滞り、問題のある箇所から、悪い「気」が排出されて行くのを阻害すると言われています。
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まずはで意識した背骨のカーブを保ったまま腕を机の上に乗せます。この時、背中全体を使うためにも手はグーに握っておくといいでしょう。
肘から先グーの小指側にかけて、腕全体で机を押しながら、さらにおへそを引き入れます(最初は〇の部分にタオル等を挟むと分かりやすいです)。
呼吸は自分のペースで続けながら、息を吐くタイミングに合わせて、片足ずつ床から少し浮かせます(図)。
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この時、一番重要なのは、脊椎のカーブをなくさないことです。お尻の辺りから、カールして脚を挙げようとすると、腰に負担がかかってしまいます(図 )。
ほんの少し浮かせる程度にしましょう。
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慣れてきたら両ひざをしっかり内側にくっつけながら、両脚でやってみましょう。
脚を浮かせることに集中し過ぎると、背中が丸くなったり、腰を丸めてしまいがちです。
おへそをしっかり背中のカーブに向けて引き入れる意識を大切にしましょう。
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