よく聞く、「コア」ってなんのこっちゃ?!と思っている方、結構多いかもしれません。
ボディワークやトレーニングに関心のある方、もしくはスポーツをなさっている方にはお馴染になりつつあるこの「コア」という言葉、英語で直訳すると「中心」、「核」。
そうです。身体の「中心」・「核」の事を「コア」と呼びます。
ただ、ここで勘違いしがちなのが、「中心」というと身体の中だから……「ああー!そうか!!!インナーマッスルのことね!」と、「コア=インナーマッスル」と捉えてしまう事。
身体の「中心」と考えると混乱しそうなのですが、身体を動かす「中心」になる部分が「コア」だとすると……
「コア」は「胴体」「体幹(たいかん)」のことなのです。
では、「胴体」について見ていきましょう。
ここでいう「胴体」とは、肩から骨盤までの事。ざっくりとではありますが、イメージすると文字通り「体幹」:体の幹。両肩と両方の骨盤を結んだ四角形が「コア」だと捉えましょう。
イラストにある赤い点線四角形の部分がコア(体幹)です。
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胴体の筋肉が樹木で、肺などの内臓や脊椎が栄養を取り入れる管だと考えると解りやすいかもしれませんね。
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では、何故その「胴体」が大事なのでしょうか?
女子の皆様にはズバリこれ!「ウエストのくびれ」が作れる。
本来しっかりと筋肉を使って生活していれば、ウエストはくびれているはず! 体型や体質にもよりますが、一番下の肋骨から骨盤までは背骨以外の骨はありませんよね? 筋肉で覆われている部分ですので、その筋肉が帯のようにしっかりと胴体を包んであげれば自然とウエストはくびれてくるのです。
おや、見た目の話だけ??と首を傾げそうになるけれども、想像してみましょう。
背骨一本で繋がっている、筋肉をあまり意識していない状態の体を……。
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そう、ちょっと怖いですよね。
筋肉といってよくイメージする「腹筋」や「背筋」は、あまり意識せずとも体をまっすぐに立てようとすると働いてくれます。
でも胴体にはその他にも沢山の筋肉があり、各々の役割があるのです。大きな筋肉だけで動いていると、ふとした拍子に小さな筋肉や背骨の間の靭帯が「ぐきっ!!」なんてことも!
デスクワークや階段の昇り降り、歩く、腕を伸ばす、などなど日常の何ともない動きにもコアの意識を持つことで、怪我や不調を予防してくれる効果が!
腕や脚をしっかりとコントロールして動かすためにも、この「コア」の意識というのはと〜っても大事なことなのです。
さて、それでは「コア」の大切さに気付いたら「コア」の中身に迫ってみましょう!!
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ここでは「コア」の構成員ともいうべき、筋肉たちを見ていきましょう。
下の図で見ると一目瞭然!そう、「コア」は箱のように前後左右から包まれているのです。この箱の中に包まれているのは、脊椎や内臓。人が生きていく為に、すごく重要な部分ですよね。
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上は横隔膜、下は骨盤底筋、後ろは多裂筋、サイドから前にかけて腹横筋、これらの筋肉が「コア」の構成要素と言われています。
し、し、知らない筋肉がいっぱい…!!
でも、そんなことは良いのです!「コア」の大切さや仕組みが解れば、あとはしめたもの!これをどのように使っていくかが重要ですよね。
ではまず簡単に、コアの存在を確かめましょう!
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まず「コア」がアクティブに働ける状態であるかを感じるには、お腹周りの意識を持てるかどうかで判断が出来ます。
どんなものでも構わないので、ヒモを用意します。そのヒモでウエストをぐるりと一周巻いたら、リボン結びにしましょう。この時、お腹は自然な状態で。
そこで軽く息を吸い込み、吐きながらそのヒモが緩くなる所までウエストを引き締めます。
息を止めてお腹をへっ込ませるのではなく、あくまでサイドからウエストを引き締める感覚が重要です。ヒモがない場合には、前ならえの先頭のようにウエストに手をあててもOK !
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この時にしっかりと引き締められていると、お腹の辺りが少し疲れるような感覚がやってきます。
これを一日に30秒〜1分やるとウエスト周りのお肉に効きますよ!
また、腰痛に悩む方や妊婦さんにもおススメです。妊婦さんはヒモなどを使わずに、お腹を下から持ち上げられるようなイメージで行いましょう。
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さて、これが大丈夫そうであれば、あなたの「コア」はしっかりそこに存在しているという事!
このウエストでうつ伏せになったり、横向きに寝てみたり、いろんな方向にかかる重力を感じてみると、さらに「コア」の意識を持つことが出来ます。
さらにさらに、「コア」をしっかり活用し、そして腕や脚の動きに負けない強さをゲットするためのエクササイズをご紹介していきましょう。
よくヨガやピラティスでも行うことの多いエクササイズですので、ご存知の方も多いかもしれません。一畳ほどのスペースがあれば出来るので、ぜひやってみてくださいね。
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