よく、「もう! あなたって無神経!」なんてプリプリ怒っちゃう事ありますよね。 そもそも、その「神経」って何でしょう?
人の身体をロボットに例えてみましょう。 動く仕組みが「骨」や「筋肉」だとすると、「神経」はデータベースである「脳」から、それらの部位に指令を伝えるコードだと考えると分かりやすいかもしれません。
目の前のペットボトルのお茶を飲むとき、脳からは、腕を挙げる・指を広げる・掴む・腕を曲げて自分の方に引き寄せる・唇をすぼめる…などの指令が、このコードを伝わって筋肉に届けられるのです。
ただし!! 人間とロボットが大きく違うのは、ロボットの場合そのコードは一方通行なのに対し、人間の場合、末端からもデータベースにアクセスできるという点。
これによって、人はペットボトルの位置・熱いのか冷たいのか・重さ……などの感覚を持つ事が出来るのです。すごいですね。
ちなみに冒頭の「無神経」というのは、<状況を把握する役割>を指すのでしょう。最近は「デリカシーがない」とか言いますが…。
|
|
人生にもいろいろありますが、「神経」にも様々な種類があります。
受験勉強以来お目にかかっておりませんが、ここでフローチャートの登場です。
|
|
中学校の理科の時間を思い出しますね。
けれどもここで重要なのは、神経の分類ではなく、神経がいかに全ての分野において重要かという点です。
それぞれの神経がどんな役割をするのかを先ほどのペットボトルの動きで見てみましょう。
|
|
|
さて、このような脳からの指令が、神経を通して身体の各部位に伝達されるのは分かってきました。では、この神経の知識が何故「ビューティ」に必要不可欠なのでしょうか?
それは、身体の機能を司る脳にその情報を伝えるのは「神経」だから。
身体を動かす命令を筋肉に送るのも、そのためのバランスを感じ取って脳に伝えるのも、体温調節や恋愛のドキドキも……それらが老化していくと、身体からの信号を脳に伝える機能が落ちていくのですから、鈍感になる・身体を動かすのが億劫になる・上手く動かせない→結果、筋力が衰えるなどの弊害を引き起こします。
では、それらの神経を老化させないためにはどうしたらいいかに注目していきましょう!
|
|
身体の様々な機能が低下していく中、神経組織(脳の中枢神経を除く)というのは刺激を与えてあげると、ぐんぐん育っていきます。
例えば、「以前は何ともなかった肩こりを最近感じるようになった」「足の脛のかゆみが中々取れない」なんていうことも、今までなかった神経がそこに育っているという事。
これは悪い方の例えですが、それではこれを美容と健康に役立てちゃえば良いですよね!!!
神経に刺激を与えてあげるためのエクササイズを一つ、ここで紹介しましょう。
|
まずは、裸足でしっかりと足の裏を床につけます。
足の裏でバランスを取りながら、天井から吊り下げられているような感覚で背を高く保ってスタートです!
|
|
|
息をはきながら、ゆーっくりと膝を曲げていきます。
おの時、お尻を後ろにつきだすようにして膝をつま先よりも手前側に保つのが大切です。 腕はバランスを取るように、脚の動きに合わせて前に出していきましょう。
|
このまま呼吸を自然に続けながら 膝の角度が90度になる所まで 曲げていきます。
ここまでがだいたい30秒。
同じように30秒かけて膝を伸ばしていき、最初と同じまっすぐに立つポジションまで合計1分。一連の動きを5回行います。
|
|
|
慣れてきたら、片足で行うのも良いかもしれませんね。さらなる筋力アップにもつながりますし、バランスを取ろうとする刺激は神経をよく育てます。
裸足で行う事で、足の裏からの刺激を全身に伝えます。また、神経は身体の組織の一部ですから、育つ過程で水分を必要とします。
エクササイズの前にたっぷりと水を飲んでから行いましょう。
神経の衰え知らずで、若さを保つ! 2011年も元気いっぱいにスタートしましょう!!
|