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UKA
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1973年京都生まれ。 L.A.在住のフリーライター。
2007年、夫の仕事で渡米、
2008年、Babyを出産。
抜けるような青空の下、 3歳になるTAKUとのL.A. Lifeをお送りします!




皆さま、Happy New Year! 新しい1年が、また始まりましたね。
昨年は、日本では大変な災害が起こり、苦しく辛い思いをされた方が、たくさんいらっしゃったと思います。
まだ引き続き、解決しなければならない問題が多くあることと思いますが、どうぞ体に気をつけて、新しい年を元気にお過ごしくださいね。


さて、こちらL.Aは、朝夕はまだまだ肌寒いですが、日中はカラリと暑いくらいに晴れあがり、オープンカフェでこの記事を書いている私の頭上には、今日もスカッと眩しいくらいの青空が広がっています。
ここから、隣にある大きなショッピングモールが見えますが、XmasからNew Yearにかけて、学校や仕事がお休みの人も多く、たくさんの人でにぎわっています。アメリカでは、Thanksgiving day(感謝祭の休日。毎年11月の第4木曜日)後のセールが、1年のうちで1番安いと言われています。当日は正午頃でどのお店も閉店し、翌日金曜日の夜中0時や、朝5時頃から開店して、大セールが始まります。その日は小売店が黒字になることから、「ブラックフライデー」とも言われています。
この日を境に、家族や友人、先生や職場でお世話になった方々への、Xmasプレゼント向けセールが始まり、その熱気と興奮が去った今は、残ったお買い得品が見つかる、アフターXmasセールが行われています。その後は、以外に地味で静かな(?)New Yearを迎え、1月になると、ディスプレイや商品は、もうSpring仕様へと変わっていくのです。

それでは今回は、1年で1番楽しくてにぎやかな、私たちの"Happyホリデーシーズン"の様子をお送りしますね。

この季節、私たちはParty!Party!の、楽しい日々を過ごします。

まずは、お友達のRちゃんのBirthday Partyにおよばれ。こちらでは、子どもたちのBirthdayを、お金をかけて盛大にお祝いします。会場は、以前ご紹介したことのある、室内の遊び場で(広い室内に遊具があり、お金を払って入場。退場する時には、保護者と子どもがそれぞれつけているナンバーを照合する)、土日はパーティースペースになり、貸し切ってパーティーを開きます。


パーティーの流れは、招待状をもらったら出欠を返事し、プレゼント(20ドルくらいが適当らしい)とバースデーカードを持って、小学生以下の場合は保護者が付き添って出席します。(お父さんはもちろん、きょうだいも一緒に、出席することも多い)プレゼントは、手渡しか、プレゼント置き場に置いておき、パーティーの最後に、皆の前で順番に開けて、披露しながらお礼を言います。
この時、包装紙をためらうことなく、ビリビリと豪快に破りながら開けるので、初めはビックリしましたが、こちらではこれが普通のことのようです。でも、可愛い包装紙で丁寧に包装したつつみを、一瞬でビリビリにされ、くしゃくしゃとボール状にしてポイと捨てられるのを見ると、いつも日本人としては、複雑な気持ちになります……。

また、プレゼントの習慣で驚いたことは、「ギフトレシート」という交換可能なレシートを添える習慣。もしももらったものが気に入らなければ、プレゼントとギフトレシートを持って、プレゼントが購入されたお店に行き、同額の商品と交換してもらいます(レシートには金額は書いてないが、インプットされている)。合理的といえば合理的ですが、せっかく選んでもらったものを、簡単に交換してしまうなんて!やはり、文化はいろいろです……。

さて、パーティーの様子に戻りますが、このパーティースペースでは、専属のお兄さん・お姉さんが、遊具を使って子どもたちと一緒に楽しく遊んでくれ、雰囲気を盛り上げてくれます。マイケルジャクソンの曲に合わせてダンスをしたり、走り回ったりしながら、みんなで何度も「Happy Birthday!Rちゃん!」とお祝いするので、Birthday GirlのRちゃんは、少し照れながらも、とても嬉しそうです。最後に、風船で飾られたテーブルでピザを食べ、「Happy Birthday」を歌いながら、ろうそくを吹き消して、バースデーケーキを食べて終了です。帰りには「グディバック」というキャンディ・鉛筆などのささやかなプレゼントなどが入った、お返しをもらいます。



翌週は、プリスクールのお友達、Blake君のBirthday Partyに。会場は、何とスケート場です!


集合場所のロビーに行くと、胸にパーティー参加のシールを張ってもらい、貸靴を借りて、TAKUは初めてのスケートに挑戦! 子どもたちは、初めは怖がって何度も転んでいましたが、すぐに立ちあがってトライします。


まだまだやりたい!とぐずる子どもたちを抱えて、リンク横のパーティースペースに移動。ピザと紺色(!)のクリームがたっぷり乗ったカップケーキを食べて(子どもたちの口はすごい色になっていました!)、「Happy Birth Blake!」とお祝いしました。
TAKUが選んだプレゼントは、Blakeが大好きなバットマンのバイク。TAKUより1歳年上の5歳になったBlakeは、TAKUを弟のように可愛がってくれる、優しい男の子です。

こちらのBirthday Partyは、ほんとうに色々な場所で行われて、とても楽しい! 山のようなプレゼントに囲まれ、みんなの注目とお祝いを一身に受けて、子どもたちは幸せなヒーローやヒロインのようです。子どものころから、こんなに楽しいパーティーを経験していくので、アメリカの人々は、自然とパーティーに慣れ、リラックスして心から楽しむことができるようになるのかもしれませんね。
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