東京で編集者をしていた私が現在の夫と親しくなったのは、まだ知名度の低い地元の酪農をPRするための、ヨーグルトのパッケージの相談を受けたからでした。
全国で勝負できるインパクトとデザイン性が欲しい。そう考えたとき、年齢層や国を超えて一目で魅力が伝わる、絵本のイメージを取り入れたいと思い、作家さんにカラフルな牛を描いていただいたのが『48゛(しば)クリーミーヨーグルト』です。
完成した商品は物産展や商談会でも大変好評で、ナチュラルローソンでの採用など、多くの方に飲んでいただく機会も得ました。
そして、商品の完成と同時期にプロポーズを受け、結婚。私たち夫婦にとって、特別思い入れのある大切な商品です。
48゛(しば)牧場のホルスタイン
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イラストを全面に配した商品は、濃厚でクリーミーな食感 |
地元だけでなく関東の物産展や商談会にも参加 |
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『48゛クリーミーヨーグルト』は、箕輪町のふるさと納税や、ギフトカタログの対象商品にもなり、少しずつ全国に届けられています。
「モーモーのヨーグルトがいい!」と喜んでくれる、子どもたちの笑顔も励みに。今後は新商品も開発し、カラフルな牛=箕輪町・48゛牧場、と誰もがわかるようなブランドに育てるのが目標です。
また、箕輪は読育(どくいく)に力を入れている町でもあるので、編集者としての経験を生かして挑戦したいのが、牧場や地元の食材にちなんだ絵本づくり。
わくわくする展開に、次々とページをめくりたくなる物語のように、年中夢求の人生を、この町で紡いでいきたいと思っています。
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