仕事が終わる時間が遅めなのと、保育園が遠いのとで、どうしても帰りが遅くなってしまうんです。でも寝る時間から逆算すると、遅くても20時には夕飯を食べないといけないので、なるべく手早く準備できるように、休日にまとめて作って冷凍しておくことが多いですね。ハンバーグやカレー、肉味噌(うどんに乗せるとおいしいんです)、ボイルした野菜、煮物など、好きなものは何でも小分けにして冷凍すると、時間がなくても「何食べたい?」に応えられます。ごはんもまとめて炊いて冷凍しています。以前から手仕事は嫌いではないので、まとめて作る作業は楽しいです。でも最近は大人と同じものを食べるから、特別に用意しなくなってきました。
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あまり「切り替え」を意識したことはないんです。毎日子どもと触れ合えるのは夜の2〜3時間しかないので、その時間は私にとって「癒し」なんですよ。息子は22時には寝てしまうので、2時間くらいは全力で遊んでいます。
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今のところ、「イヤイヤ期」は軽い方だと思います。最近は気に入らないとスーパーで寝転がって動かないこともあるし、保育園に行かないと言いだすこともありますが、先に楽しいことがあると説明したりなぜ「イヤ」なのか理由を聞き出すと、機嫌が直ることが多いです。だから「軽め」かと。
息子は早くから保育園に通っているせいか、言葉を話し出したのがとても早くて、2歳になる前から言葉でコミュニケーションがほとんどできていたんですが、保育園の先生によると、「イヤイヤ期」は自分の意思を伝えられないことに対する苛立ちから来ることが多いみたいです。ただ、保育園に通わせない家のお母さんなら、言葉ではないコミュニケーションで子どもを理解する、という呼吸があるのだと思うからそういう時期を過ごせることが、羨ましくもあります。 |
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今は家族のように一緒に暮らしている友人もいるし、職場や取引先にも本当に恵まれていて、「私って本当についてるなぁ」って思います。なので、今のところ「大変さ」を実感することはほとんどないんですよねぇ。私はマイペースなのですが、平日は朝から夜まで自分も息子もそれぞれのリズムができていて、昼間はほとんど別の時間を過ごしてお互いに好きなことをしているので、余計なストレスがない、というか。
あとは、何事も「大変じゃない」と暗示をかけている自分がいるのも確かです(笑)。人生は「いかにストレスをなくすか」が大切で、そこには「物事の捉え方」が多くを占めていると思っているのですが、どんなこともストレスにしないように受け入れる、というところに注力しているのかもしれません。
これから息子が大きくなったとき、「女親と息子」ってことで、わからないことも出てくるのかな、というのは、少しありますね。
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子どもがいることで生じる様々な「制限」を、取引先や仕事仲間に「相談」できる状況というのは、「当たり前」のように見えて「当たり前ではない」と思います。それが、自分にとって「不利」になってしまわないか、自分の仕事や立場に悪影響を及ぼさないか、と考えてしまうからです。シングルマザーとなると、その「制限」は更に大きなものかもしれません。でも植本さんは、実に当たり前に「相談」していて、「そんな状況を楽しんでるかも」と、あっけらかんと語ってくれました。自分も楽しんでいるし、クライアントもそう思ってくれているかも、と。これは、多少の「制限」では揺るがないくらいの実力とポジションを備えているからに他ならないと感じました。なんとかっこいいのでしょう! 誰しもがそうなれるわけではないかもしれませんが、全ての働く人がそうなればいいなぁ、と思いました。
そしてもうひとつ。「男の子は身体が弱いから病気しやすい」「男の子は成長が遅いから言葉も遅い」「男の子は甘えん坊で我がまま」などなど、一般的によく言われていることですが、植本さんの息子さんはそれを全部吹っ飛ばすような成長ぶりのようです。性別や生まれ月、きょうだい構成などで「こんな子」という先入観を様々に持ってしまいがちですが、必ずしもそうではないのですね。自然体でありのままに育てることの大切さを、改めて感じた取材となりました。
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