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突然ですが、ホームパーティはお好きですか?
楽しそうだけど、いざホスト役をかってでるとなると、お料理とかお酒とかの準備がたいへんそう……。そんな風に感じている方も多いかもしれません。
そこでこのコーナーでは、あまり手間もコストもかけることなく用意できて、美味しくってみんなで楽しめる、ホームパーティの“おもてなし料理”を丸ごとご紹介いたします。
記念すべき第1回は、 春らしく華やかで、気持ちのいい午後に屋外で楽しむのにもぴったりなメニューでそろえてみました。日ごろの野菜不足を解消するために、野菜たっぷりのお料理で構成されているのもうれしいところ。それぞれのお料理に合うおすすめのお酒もチェックしてあります。
今度のお休みの午後は、気の合う仲間を誘ってホームパーティなんていかがでしょう?

美味しい、楽しい、気持ちいい。
春の“ヘルシー”バルコニーパーティ


料理をクリックするとそれぞれのレシピにジャンプします



にんにく……1個 
アンチョビ(ペーストが望ましい)……大さじ2 
オリーブオイル……100cc 
牛乳……約200cc
野菜いろいろ (
ニンジン、カボチャ、オクラ、ブロッコリー、アスパラ、キュウリ、アンティーブなど、お好みで)

 
ニンニクは皮をむき、一片をたて半分にカットし、中の芯を取りのぞく。
小鍋にニンニクがかくれる程度の牛乳を入れ、火にかける。
フォークで潰せそうなくらいニンニクが柔らかくなるまで煮込んだら(20分くらい)、ザルにあけて牛乳を捨てる。
ニンニクをフォークの背でつぶし、アンチョビを加える。
(ツブツブ感が気になるようなら、ここで裏ごししたり、フードプロセッサーを使用するとなめらかで上品な舌触りになります)
オリーブオイルを入れ、小鍋であたためる。
お好みの野菜を食べやすい大きさにカットし、できたソースにくぐらせて食べる!(バーニャカウダ専用鍋があると、ソースを適温にキープできるので便利)

 
アンチョビはフィレを使う場合、細かく刻みます。オイルも一緒に混ぜましょう。フィレだとアンチョビ風味がやや弱く感じられるので、気持ち多めに。分量は味見しつつ、お好みで調整してください。
ニンニクを牛乳で煮るのは、臭みを緩和するため。煮ている途中で牛乳の量が少なくなってきたら、追加するのは水でOK。
ディップする野菜は基本的に何でもありです。ジャガイモ、ブロッコリーは相性ばつぐんなのではずせません。アンティーブがあると一気にオシャレっぽくなるのでパーティ向きです。セロリ、大根、カブ、ラディッシュなどもおすすめです。
今回は、ニンジン、カボチャ、オクラ、ブロッコリー、アスパラは茹でて、キュウリ、アンティーブ、パプリカは生で提供しました。
余ったバーニャカウダソースは野菜と和えたり、パスタソースに活用できます。多めに作っておけば、冷蔵庫で1カ月は保存可能。


白ワイン
軽めの赤ワイン
ビール



サーモン刺身用
ポン酢
ゆずこしょう
わけぎor細ねぎ

(分量はお好みで
 
サーモンはフライパンで表面の色が変わる程度焼き、1cmの厚さに切る。
ポン酢にゆずこしょうを少量混ぜる。
を皿に並べ、を上からまわしかけ、小口切りにしたわけぎを散らす。

 
サーモンは色がきれいなので、食卓が華やかになるパーティー向きの食材。ゆずこしょうで辛味をプラスすることで、大人っぽい味になります。

日本酒
焼酎
白ワイン
ビール
けっこう何でも合う



黒パン(薄切りで売られている重たいタイプのもの。今回は紀伊国屋インターナショナルで入手)
ハム(今回は下記の鶏ハム)
チーズ
トマト
レタス
レバーペースト
きゅうり
小エビのサラダ
たまご

(分量はお好みで

 
ボイルした小エビをマヨネーズ、レモン汁、黒コショウ、刻んだディルを加えて和える。たまごは茹でて半分に切る。
黒パンにバターを塗り、あとは各自で好きなものをのせて食べる。

 
本場では、フォークとナイフを使って食べるのがルール。
スモークサーモンを載せてもGOOD。サーモンにはオニオンスライスもプラスして。
ディルがあると一気に見た目、味ともに“それっぽく”なるのでぜひ入手したい。



白ワイン
ビール



鶏もも肉 
ハチミツ 
塩 
コショウ 
ローリエ 
お好みのハーブ

(分量はお好みで
 
鶏もも肉から皮を取り除き(皮は別途焼いて食べるなどしてお楽しみください)ハチミツを肉1枚につき大さじ1、全体にすりこむ。その後、小さじ1の塩を全体になじませる。コショウをふり、ローリエやお好みのハーブをまぶす。(ローリエ、ハーブ類はなくてもOK)
をポリ袋などにいれ、空気を抜き、冷蔵庫で2日間寝かせる。
を30〜1時間水に浸して塩抜きする。
沸騰した湯にを入れ、弱火で5分間茹でる。火を止めたら蓋をし、そのまま6時間くらい放置したら完成。

つけ合わせ:ミニトマトの中をくりぬき、小さく切ったモッツァレラチーズを詰めたもの。ルッコラ。

 
安い鶏もも肉でこんなに美味しいハムができるなんて感動もの。茹でる前にまるく成型してタコ糸でくくれば、真ん丸のさらにハムっぽい一品ができます。
2日前から仕込むのはちょっと面倒。でも、パーティー当日には切るだけなのでとてもラクです。分量も目分量&お好みで変えてOKです。もっと言うと、冷蔵庫に寝かせるのは1日でも、まぁ大丈夫。


白ワイン
ロゼワイン



バーニャカウダで余った野菜
(パプリカ、きゅうり、にんじん、大根、セロリなど。今回はパプリカ&にんじん)
〔ピクルス液〕
米酢 大さじ3
塩  小さじ1/2  
砂糖 小さじ2
水  1/2カップ
粒クローブ 小さじ1/2


 
ピクルス液を沸騰させ、野菜にかけ、しばらく漬ける。
味がなじんだら完成。

 
米酢は赤ワインビネガー、白ワインビネガーにしても美味しいです。粒クローブを昆布に変えれば、和風のピクルスに。

箸休めなので特になし。





おさらい
メニュー考案コンセプト
お酒に合うもの。
手間がかからないもの。
コストがかからないもの。
外で食べるので、冷めてもおいしいもの。
春っぽい、色鮮やかなテーブルになるように。
野菜不足の都会人が、野菜をたっぷり食べられるように。
外で食べても美味しいもので揃えてみました。バルコニーや近所の公園で、春ならではの「屋外パーティ」を楽しんでくださいね



レシピ考案
田口華奈子
profile
1980年千葉県生まれ。ホームパーティーを開催しているうちに、料理に目覚める。モットーは、『手早く作る』。海外旅行先の食べ物との出会いにも、情熱を注いでいる。好きな食べ物は、魚介類全般、酢、ドイツパン、チーズ。
撮影協力:福田真一(DEN GRAPHICS) 撮影:加納亮一

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