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くりオンマ
<profile>
1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
2012年4月にソウルで愛娘を出産。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、子育てにも励んでいる。



大晦日だけど、この国は全然そんな感じじゃない。全くである。普段どおり……旦那も仕事に行っちゃったし……。
娘は今週1週間冬休み。私もそれに合わせて、冬休みを取った。
大晦日だからって特にすることはない。なので、ご近所さんと一緒にキッズカフェへ。そのキッズカフェには、室内のお砂遊び場がある。韓国ではお外の公園にお砂場があまりない。それに、冬になると、私の住む金浦は寒すぎてお外の公園ではとても遊べないので、キッズカフェが繁盛するわけだ(笑)
娘は、はじめてのお砂遊びを経験。はじめは砂を少し怖がったがすぐ慣れた。お砂をかぶっちゃっても笑っていた。お砂と仲良くなれてよかったねー!

娘の通う保育園では、お砂遊びを積極的に勧めている。子どもの情緒安定や成長過程に、心理的にとても良いらしい。でも、お外のお砂場が少ないため、こうやってキッズカフェでないと接することができないのがちょっと残念……。
娘の保育園では、暖かくなるとどろんこ遊びなども積極的にさせてくれる。こういう教育を勧めているところは韓国では日本に比べ圧倒的に少ない(気がする……)。なので、自然そのままの遊びを重要視している娘の園を、わたしは気に入っている。

明けましておめでとうございます!といった雰囲気は一切なく……
今日の夕飯はししゃも(笑)娘は一匹丸かじり。もちろん頭と骨は取ってから渡したが、取らなくても多分そのまま食べちゃったと思う……。

ししゃもを丸かじりできるくせに、最近、異常に怖がるものがある。それは、「影」だ。影を見つけると、一歩も動けない。「かーげー!」と泣きじゃくる(笑)影は怖いものじゃないと教えても、自分が動くと一緒に動く影が怖くて仕方ないようだ。家の中でも影を避けて歩くのに必死。娘の行動範囲が狭まって、親としては少し楽になったけど、いつまで怖がるんだろうか……困ったものだ。

6年前に私がオーストラリアにいた頃、お世話になっていたアルバイト先の娘さん(彼女も一緒に働いていた。ちなみに韓国人)が、韓国に来たというので、ソウルの弘大(ホンデ)まで会いに行った。ホンデという街は活気あふれる学生街。若者の街。私くらいの年齢ではもうちょっとついていけない……と思うくらい、活気に満ち溢れている。
久しぶりの再会で、私はとても嬉しかった。そういえば、娘が産まれた時に会いに来てくれたなー。

そんな娘は、弘大の混雑した道を闊歩するまでに成長しています!

歯みがきもいつの間にかすっかり上手になった。自分で「コローン」って言いながら寝転がっては、「チカ!(韓国語で、歯みがきの幼児語)」って言う。もう赤ちゃんといった部分がすっかりなくなって、幼児といった言葉が似合うようになってきた。

最近、本当に言葉が増えてきた娘。面白い。言語を混ぜてしゃべる。あっち!って日本語で言うくせに、こっちとは言わず、(ヨギ:「ここ」の韓国語)と言う。保育園に通っている事もあり、韓国語を中心に発話するのだけれども、発音が簡単なほうを選択しているのではないかなと思う事がしばしばある。
例えば、「りんご」はなぜか英語で「apple」と言う(笑)。特別、教え込んだわけでもないが、日韓英で比べたとき、appleという発音が娘にとっては簡単だったのかな。何か英語プログラムを見せたり、習ったりといった事はしていないが、娘に簡単な言葉やよく使う言葉はたまに英語で話しかける事はある。しかし、日本語が優先。
は英語、韓国語、日本語の比率が1:1:1になるように意識している。自然なかたちで3言語に触れてほしいからだ。テレビも3言語が1:1:1になるように心がけてはいるが、韓国語と日本語が優勢になりがちである。夫婦の会話韓国語がもっぱらであるが、娘に話しかける時は旦那も日本語、英語も混ぜて話しかける。
こどもは自分が今、何語を話しているなんて感覚は持ち合わせていない。聞いたままに吸収するわけだ。なので、大人では考えられない不思議な現象が起こるんだろうなぁ。保育園の先生も、娘がだんだんしっかり話すようになってきているのに、聞き取れないものがあると……多分、日本語でしゃべってるんでしょうとの事。

これからの娘の言語発達過程がより一層楽しみだ。

***To be continued***
次回は、1歳10か月から2歳までの様子をお送りします(予定)。
お楽しみに♪



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