My Life is L.A. Style+KID season.22 L.A.の小学2年生の授業は、日本と全然違う!?<2/2>

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L.A.在住のママ・UKAさんの素敵な『子育てL.A.ライフ』をご紹介します

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学校で力を入れていたのは、パソコンを使っての作業
1人1台づつ、専用のノートパソコンが支給され、リポートを書くために自分たちで色々なことを調べたり、インストールされているソフトで算数の問題を解いたり、を読んだり、デザインをしたり、パワーポイントを使いながら発表を行ったりと、子どもたちはお互いに教え合いながら、どんどんと吸収していくので、本当に驚きました。
3rdグレード(3年生)では、パソコンを家に持ち帰り、宿題もメールで提出するそう。TAKUは学校で習ったプログラミングに、今とても興味を持っています。

また、Demonstration(発表)をする機会が多かったのも印象的です。
Science Fair(理科の発表会)では、自分の興味のあることを調べ、パネルと模型を使って発表します。発表する時、こちらでは観音開きになる紙製のボードを一般的に使います。
書き方の決まりもあって、向かって左上から
①クエスチョン(なぜこのテーマを調べようと思ったのか)
②予想(クエスチョンに対する自分の予想。まずは必ず自分で予想させるのが面白く感じます)
③材料
④実験の試行錯誤の課程と、そこから何を学んだか
⑤結論
を右下に向かって書いて行きます。
レポートを書く時も、これらのステップを踏まえるように注意され、小さな頃から、順序立てて、わかりやすく発表する訓練を何度も重ねていくのが、とても興味深く感じます。

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また、子どもたちのパネルや模型を見ていると、見せ方がとてもうまいので驚きます。
こちらでは、宿題や発表の用意を、親が手伝うのは当たり前のことで、子どもに任せて子どもらしく仕上げるよりも、大人と一緒にやや「出来すぎ」のものを作る方が評価されるので、不思議です。
模型は、まるで博物館の模型のように立体的で、見ていて楽しく、私もTAKUを手伝う時は、きれいにきっちり仕上げるよりも、パッと見て楽しく、引き込まれるようなものになるよう心掛けています。
このように、人にわかりやすく印象的に伝えていくやり方も、子どもたちは小さな頃から自然に学んでいるような気がします。

TAKUは磁石に興味があったので、磁石の反発を使って、リニアモーターカーを作りました。

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気持ちいのいいこの季節、街のあちこちで、週末になるとFestivalが開かれ、移動遊園地がやってきます。
日本では見たことのないような、レトロで簡単な作りの乗り物と、素朴なゲームの屋台、ホットドックやタコスのフードトラックが広がる景色は、のんびりとしていて、雰囲気は違えど、日本で過ごした夏祭りを思い出させます。

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TAKUにとっても、この夏が楽しくてキラキラした思い出深いものになればいいな…、はしゃぐTAKUの背中を見ながら、そう願いました。

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そうぞ皆さまも、眩しくて楽しい夏をお過ごし下さい!

***To be continued***
次回もお楽しみに♪

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text & photo UKA

<profile>
1973年京都生まれ。 L.A.在住のフリーライター。
2007年、夫の仕事で渡米、
2008年、Babyを出産。
抜けるような青空の下、愛息のTAKUとのL.A. Lifeをお送りします!