これは腕に限ったことではありませんが、筋肉は常にペアを組んで動いているといってもいいでしょう。
腕を上げようとするとき、腕の表側についている筋肉は縮み、同時に裏側にある筋は伸ばされています。一見受動的に見えるこの「伸ばされる」という動きですが、この「緩んで伸ばされる」というのも筋肉の立派な働きのひとつ。これが出来ないと関節の動きがスムーズに行われず、余計な力を消費して疲れやすくなったり痛みが生じてしまったり……。
縮む筋肉とペアになって「緩んで」くれる筋肉があるというのも大切なポイントです。
上図の赤い部分が「縮む筋肉」、オレンジの部分が「伸びる筋肉」です。 |