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UKA
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1973年京都生まれ。 L.A.在住のフリーライター。
2007年、夫の仕事で渡米、
2008年、Babyを出産。
抜けるような青空の下、3歳になるTAKUとのL.A. Lifeをお送りします!



また、スナックには、ポテトチップスやスナック菓子、ジェロというすごい色をしたゼリーや、フレーバーたっぷりの甘いヨーグルトドリンクなど、とにかく子どもたちには、高カロリーで、甘すぎるものばかりです。


鮮やかカラーとたっぷりフレーバーの甘いヨーグルトドリンク

すごい色の甘いゼリー

また、朝食やスナックとして人気なのは、フレーク類。こちらは、繊維やミネラル、栄養も多いと思いますが、チョコがけや、マシュマロ入りなど、甘い甘いものもたくさん。

ミルクは、もちろんシュガーが添加されていない自然なものもありますが、バニラ味、チョコ味、ストロベリー味の甘ったるいミルクも大人気。
鉄分やビタミンなどが添加されていますが、健康のことを考えるなら、もう少し甘みをおさえてくれたらいいのに……と思います。

一方、こちらはレストランでのKIDSメニューの定番、マカロニチーズ。茹でたマカロニに、とろりと溶かしたチーズを絡めた、TAKUも大好きなメニューです。
ただ、これを頼むと、たいていこれのみか、ジュースが付くだけなので、野菜を全く取ることができません
他には、ピザ、ホットドック、フライドチキン、ハンバーガー、フライドポテトなど、どのレストランに行っても、ほぼ同じメニューが並びます。
小学校の食堂でも、こんなメニューだといいますから、本当に驚きます。

友人の日本人ママが、アメリカ人の義母に、3歳の子どもが野菜を食べなくて……と相談したところ、「フライドポテトを食べてるんでしょ?なら大丈夫よ!」と言われたとか。
大人の忙しい生活、生鮮食料品よりも加工品の方が安いことなど、大人の都合が優先し、結果、子どもたちにジャンキーな食生活を送らせてしまう……。
貧富の差など、アメリカには多くの難しい問題があるとは思いますが、できることから、大人や社会の意識を変えていく必要があると思います。

そんな中で、学校では、ランチやスナックにヘルシーなもの勧める指導が始まっています。
TAKUのPreーshoolで提供される「健康を意識したヘルシーなスナック(わざとそう書いてあります!)」メニューをご紹介すると、プレッチェルなたね油のマーガリン(のせて食べる)、コーンフレーク豆乳ドライクランベリーレーズン生のニンジン生のセロリクラッカーとクリームチーズ……など、シンプルで、日本人にとっては、何だか独特のものばかりです!

こう考えると、日本の丁寧でバラエティに富んだ食事は、昔から培われてきた大事な文化ですね。
そして、食べ物の好みと選択は、小さなころからの積み重ねなんだと痛感します。
日本でも、大人の生活が忙しくなり、過剰なほどの便利さから、つい食事をおろそかにしがちな風潮がありますが、子どもの食生活は、いずれ社会全体の食生活になってしまうことを、意識しなければいけませんね。

TAKUがPre-shoolに、お弁当箱に詰めたお弁当を初めて持っていった時、「日本人のランチは、きれいにOrganize(整理・組織化)されているのね!」と先生にびっくりされ、当たり前だと思っていたことの大切さに、気付かされました。
ここでは、外食をすると、あまりの量の多さに、健康のことを考えてつい食べ残してしまいますが、TAKUには、食事に対する感謝の気持ちと、きちんと丁寧に食べるという食文化を、しっかりと教えていきたいと思っています。


***To be continued***
次回もお楽しみに♪



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