友人の日本人ママが、アメリカ人の義母に、3歳の子どもが野菜を食べなくて……と相談したところ、「フライドポテトを食べてるんでしょ?なら大丈夫よ!」と言われたとか。
大人の忙しい生活、生鮮食料品よりも加工品の方が安いことなど、大人の都合が優先し、結果、子どもたちにジャンキーな食生活を送らせてしまう……。
貧富の差など、アメリカには多くの難しい問題があるとは思いますが、できることから、大人や社会の意識を変えていく必要があると思います。
そんな中で、学校では、ランチやスナックにヘルシーなもの勧める指導が始まっています。
TAKUのPreーshoolで提供される「健康を意識したヘルシーなスナック(わざとそう書いてあります!)」メニューをご紹介すると、プレッチェルとなたね油のマーガリン(のせて食べる)、コーンフレーク、豆乳、ドライクランベリー、レーズン、生のニンジン、生のセロリ、クラッカーとクリームチーズ……など、シンプルで、日本人にとっては、何だか独特のものばかりです!
こう考えると、日本の丁寧でバラエティに富んだ食事は、昔から培われてきた大事な文化ですね。
そして、食べ物の好みと選択は、小さなころからの積み重ねなんだと痛感します。
日本でも、大人の生活が忙しくなり、過剰なほどの便利さから、つい食事をおろそかにしがちな風潮がありますが、子どもの食生活は、いずれ社会全体の食生活になってしまうことを、意識しなければいけませんね。
TAKUがPre-shoolに、お弁当箱に詰めたお弁当を初めて持っていった時、「日本人のランチは、きれいにOrganize(整理・組織化)されているのね!」と先生にびっくりされ、当たり前だと思っていたことの大切さに、気付かされました。
ここでは、外食をすると、あまりの量の多さに、健康のことを考えてつい食べ残してしまいますが、TAKUには、食事に対する感謝の気持ちと、きちんと丁寧に食べるという食文化を、しっかりと教えていきたいと思っています。