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UKA
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1973年京都生まれ。 L.A.在住のフリーライター。
2007年、夫の仕事で渡米、
2008年、Babyを出産。
抜けるような青空の下、 6歳のTAKUとのL.A. Lifeをお送りします!




皆さまこんにちは!日本では、空気が凛と冷たく引き締まり、そろそろ少し厚めのジャケットや、ブーツが必要となってきた頃でしょうか?街の木々は、イエローやオレンジに少しづつ色を変え、暖かなコントラストに包まれる時……。
日本の美しい秋を、ずいぶん体験していないので、とても懐かしく感じます。

こちらL.A.は、朝晩こそ少し肌寒くなりましたが、日中は日差しも強く、夏の終わり、というイメージです。
まだまだみんな、半そでやビーサンで過ごしていて、考えてみると、1年のうち4〜10月が夏11〜3月が秋と春というような、よく言えば穏やかだけど、四季のある日本に比べると、少し単調な気候ともいえます。
ただ、台風や雨の心配もなく、心が塞がれるような黒い雲に、空がずっと覆われることもないので、人々はおおらかで明るく、吸い込まれそうなくらい青い空のように、からっとしている、そんな印象を持ちます。
さて今回はそんなL.A.から、9月に始まったTAKUの新学期の様子と、楽しいイベント・Halloweenの様子をお届けします!

9月から始まった新学期。TAKUは、Elementary(小学校)のFirst grade(1年生)に進級しました。
1年生といっても、去年から同じ敷地にある、付属のKindergarten(幼稚園)に通っていたので、1年生として新入学というより、新学年に進級した感じで、緊張することなく、スムースに学期を始めることができました。
こちらでは、Kinderに入るときも、First gradeになった時も、特に日本の入学式のようなセレモニーはありません
学期初めの始業式のようなものもなく、クラス替えの名簿表が張り出され、子どもたちがドキドキしたり大喜びしている様子だけが、日本の学校の風景と似ているかもしれません。


 さて、First gradeの授業スタイル。先日、授業中に、先生をヘルプするボランティアをしましたが、想像していたものと大きく違っていて、とても驚きました。まずは、Kinder時代と違って、授業がとても静かで、子どもたちが勉強に集中する、ということに重きを置いていると感じました。
授業の始まりは、カーペットにじかに座り、先生の読んでくれるに耳を傾けます。ところどころで、先生は子どもたちに意見を求め、みんな手を挙げて、感じたことや質問に答えます。

子どもたちは恥ずかしがらず、どんどんと手を挙げるのですが、当たってみると、案外答えることを考えていなかったり、質問とずれたことを答えたり、ということも多くあるのですが、とにかくみんな積極的に手を挙げていきます。
先生も、それを褒め、評価していくので、この「手を挙げること、意見を言うことへのハードルが低い」ということも、小さな子どもたちにとっては、積極性への良いトレーニングになっているのでは、と思います。

次に、1日にやるべき勉強、@読書 A言葉を書く練習 B文章を書く練習の中から、各自が、自分のやりたいものを選んで、勉強を始めていきます。Kinderの時は、自分の机がなかったのですが、Firstからは、4人で1つの大きなテーブルを共用し、決まった自分の席に座ります。

このように、自分でやることを決めるスタイル、また、みんなで一斉に同じ勉強をしないというのは、とても面白く感じます。
また、とてもいいなと思うことは、1つの勉強や作業を、15分以上は続けてしないということ。最初の先生の本読みも、まだお話が最後まで終わっていなくても、15分くらいで中断し、また後で、続けて読んでいきます。おそらく、子どもたちが集中できるのが、15分くらいだと考えているからでしょう。
各自の勉強中は、静かなクラッシックが流れ、15分たつと、先生は突然、ベルを「チーン」と鳴らし(お店によく置いてある、銀色の呼び鈴です)、子どもたちはその音とともに、即座に鉛筆を置いて、頭の上に手を置きます。この、反射を用いた、調教のような教育法も、よく見られる風景です。
言葉を書く練習も、日本のようにひたすら書くのではなく、1行づつ色と文字の大きさを変えて書いたり、粘土で言葉の形を作ったり、スタンプを使って書いてみたりと、とにかく楽しくできる工夫がされています。


また、驚いたのが、読書のスタイル! 子どもたちは、各自図書室から借りてきた本数冊を、自分専用のバスケットに入れていて、教室にあるクッション置き場から好みのクッションを選び、教室の好きな場所で読書を始めます。壁にもたれて読んでいる子、教室の真ん中で寝そべって読んでいる子、とにかく自分がリラックスできる場所で、好きなスタイルで本を読むのです。
面白いのが、子どもたちは決して固まらず、本当にバラバラの場所で、各自読んでいるということ。TAKUに尋ねると、「今日はこの本を読んで面白くないなと感じたら、すぐに次の本に変えなさい」と先生が教えてくれたとのこと。自分の好きなスタイルで、好きなことに集中するという姿勢。本当に興味深く感じます。

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