年代的には、1980年代前半〜半ばまでは、Aタイプが主流。対抗馬でBもしくはCのタイプが居る事が多かったと思います。
ご時世的にも、「積木くずし」「不良少女と呼ばれて」というドラマや、“行儀良く真面目なんてくそくらえと思った”OZAKI世代ですから、少し反体制的な、気概のあるちょっと不良というか、無口でワルなんだけど根は優しい、というような男の子が人気でした。
りぼんの「ときめきトゥナイト」の真壁くんなんかもう、そのど真ん中。
腕っ節は強いし、制服も校則通りじゃなくちょっと着崩していて、無口で何を考えているのかよくわからない。
長身でかっこ良くて、でもちょっと近寄りがたいタイプの男の子でした。
調べてみたらネットでこんな記事もあったりするのです(笑)
参考:参考:私たちが独身なのは「ときめきトゥナイト」真壁俊のせい!? (独女通信:Powered by Peachy)
やっぱり影響は大きかったんでしょうか(笑)
なかよしでは、「なな色マジック」の一樹とBなんかは好対照でしたね。
同い年でやんちゃで可愛いタイプの一樹と、年上で大人っぽくてちょっとワイルドなB。タイプが分かれるところだと思います。
そして、それから1980年代後半〜1990年代へ時間が少し経つと、不良文化が下火になってきます(我々Around35世代はこの辺りがドンピシャかな?) 。
今度は優等生だったり、王道に良い子なタイプ。お父さんお母さんに紹介しても怒られなさそうな彼氏(笑)って感じでしょうか。
それが私にとっては「星の瞳のシルエット」の久住くん。弓道部に所属し、母を早くに亡くして父子家庭なために料理も出来るし成績も優秀。
今見ると結婚相手に最適な物件のような気がしますね(笑)
こういう良い子タイプか、文武両道な憧れの先輩が出てくるケースが増えてきます。
でも大抵そういう「誰から見ても良い人」には恋のライバルがいて、三角関係になる展開もかなり多いです。「星の瞳のシルエット」なんかまさにそうで、ここでまた友達同士で恋愛談義になるわけです。久住くんを好きだと自覚する前に、友人の真理子が久住くんのことを好きだと聞かされて、友情と恋愛の間で悩む……これも王道、そして青春ですねえ。
蛇足ですが私、中学の時好きになった男の子(タイプで言うとAかな)が私の友人の事を好きで、よく相談されてたので、男女の違いはあれど「あー、星の瞳のシルエットみたいじゃーん!」なんて酔いしれていました(笑)
90年代後半以降だとDのタイプも多いと思いますが、いわゆる母性本能くすぐりタイプ。
まあ、「イタズラなKISS」の入江君みたいに、頭脳明晰文武両道、クールで本心を出さないタイプですね。
往々にしてこういうキャラは寂しさを持ち合わせていますので、そこに飛び込める向こう見ずなヒロインが大抵います。
「こどものおもちゃ」の羽山君とかもそうかな?
この「憧れの王子様」を検証していて改めて気づくのは、これってジャニーズのグループも同じですよね。遡るとシブガキ隊ではモックン、ヤックン、フックン誰?とか、たのきんなら?光GENJIなら?SMAPなら?嵐なら?タイプの違うメンバーを集めると、必ずその中の誰かがタイプだったりして応援してしまったり、目で追ってしまったりしてしまい、気づくと気になってしまうという。
少女漫画で実は、既に「好みの男性」が決まってしまっていたってこと、振り返るとあるのではないでしょうか。
あ、勿論実際付き合ったり、結婚したりする相手とまた違うんだな〜って事に気づくのはそのまた後だったりもするわけですけど(苦笑)
オンナゴコロっていうのはそういう意味で、10〜13歳頃には既に出来上がっているんですね。
さてここまで読んでくださった同世代のあなた!
子供の頃の「憧れの王子様」は、誰でしたか??
これ、同世代の女子会で話したら相当盛り上がりそうなので、洪さん、このネタで是非Around35漫画女子の会やりましょう!
ピンと来た方は参加表明お待ちしております(笑)