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Interview, text & photo
Hong Ae Sun



仕事と子育て、両方をがんばっているワーキングマザーたちは、どんな風に毎日を送っているのでしょうか。
1日のスケジュールや大変なこと、うれしいことなど、働くママさんたちのリアルな「生態」を調査し、ここにご紹介します。


【氏名】津尚美さん【年齢】29歳
【職業】弁護士
【形態】自営業
【同居の家族構成】
夫・娘(1歳4か月 )・実母
【仕事中の子どもの預け先】
認証保育所




仕事のこと、子育てのこと、大変なこと、うれしいこと……高津さんの毎日のこと、いろいろ聞いてみました。

予定帝王切開での出産だったので、その1週間前まで仕事をしていました。この時点で前に勤めていた事務所を退職して、しばらく育児に専念していたのですが、1歳になると保育園に入るのが難しいという話を聞き、しょうがないから早めに入れちゃうか……ということで、翌年の4月から、娘が0歳6ヶ月のときに保育園に預けることにし、仕事にも復帰しました。

仕事自体は、もともとすごくなりたくてなった職業だったので、続けたいとは思っていましたが、いつ、どういう形で復帰するのかということについてはいろいろ悩みました。
以前は他の弁護士の経営する法律事務所に勤務する勤務弁護士、いわゆる「イソ弁」という立場でしたが、そのときは帰宅が午前0時を過ぎるのも珍しくありませんでしたし、他の法律事務所に勤務する弁護士の話を聞いても、午後9時に帰宅できれば早いほう、という印象でしたから、どこかの事務所に勤務するのは難しいと思いました。
それで、自分のペースで仕事をするには事務所を立ち上げるのが良いだろうと思ったんです。

復帰の時期については、ブランクをあけると復帰するのが大変になると思ったので、娘が1歳になってからくらいかな、と考えていたのですが、それだと保育園に入れるのが難しそうだというのがわかったので、結局は娘が0歳6ヶ月のときになりました。出産して3ヶ月くらいのときに思い立って、不動産屋を回ったり諸々の手続きをしたりして、開業したのはその5ヶ月後です。

すごくありました……。自分が子どもの頃は保育園に預けられてなかったので、想像がつかなかったのもあります。初めて保育園に預ける前の夜、私の不安が伝わってしまったのか、娘が夜中にものすごく泣いたんです。「やっぱり嫌なのかもしれない。こんなに泣いている子を預けるなんて……」と罪悪感と不安でいっぱいになって、やっぱりやめた方がいいのか、と思ってしまいました。でも、その時、母に、「預けてみて、どうしてもダメだったら預けるのをやめたらいいじゃない」と言われて、とりあえず預けてみることにしたんです。

初めは2〜3時間の慣らし保育から始めたんですが、それでも娘はすごく泣いてたようです。でも、特定の先生と仲良くなることで徐々に慣れていってたようでした。少し慣れてくると、子ども同士のコミュニケーションができてきて、これがまた良かったようです。、入った当初は娘が一番幼くて、同じ0歳児でも数か月年上の子たちが娘の肩をポンポンと叩いてなぐさめてくれたそうです。今は娘よりも小さい子が入ってきたので、娘がその子をなぐさめていることもあるらしいです(笑)。

そうですね。正直、私と夫だけでは今の生活は成り立たないと思います。夫も同業者なので毎日帰りが遅く、平日はほとんど頼れない状態なので、子どもの世話にしても家事にしても、母にかなり助けてもらっています。
娘は家にいるとき、一人で遊ぶことがほとんどなくて、起きている間はそばについていないと泣いてしまう子なので、夕食の準備をしてる間、母が娘を見ててくれたり、逆に私が娘と遊んでいる間に夕食を用意してくれたり。娘も母のことがすごく好きみたいで、母のことも「ママ」って呼ぶんですよ(笑)。とても恵まれていると思います。

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