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Interview, text & photo
Hong Ae Sun



仕事と子育て、両方をがんばっているワーキングマザーたちは、どんな風に毎日を送っているのでしょうか。
5回目となる今回のゲストは、公立保育園に息子さんを通わせる2歳児のマザー。保育園選びのポイントも含めて、お話をお伺いしました。(編集部)







最終的には、家から通える範囲にある4つの認可保育園に申請を出し、第一志望は今の区立の保育園でした。
探し始めた段階では、別の認可保育園がいいと思っていたんです。そこは、設備も綺麗で園庭も広くて遊具もたくさんあって。今通ってるところは、狭いし古いし、存在すら気づかなかったぐらいでしたから(笑)。
でも、見学してみて変わりました。今の保育園に見学に行った時、先生方とお話ししたり、保育の様子を見学したりして、先生たちが素晴らしいと感じたんです。先生たちに安心感を覚えて、第一志望が変わりました。

区立にこだわっていたというか……実は、保育園に必死で入れたかったというより、「保育園に入れたら仕事を続けるし、入れなかったら仕事を辞めてもいいかなぁ」って、保育園が決まるかどうかに委ねていたところがあったんです。自分の母親が専業主婦だったこともあって、仕事を続けることに強いこだわりがあったわけではなくて……。結果的には、続けられてよかったのですが。
あと、区立の保育園って、年配の先生が多いので、安心感があったんです。子どもが幼稚園に入るくらいの年になると、若い先生に元気いっぱい遊んでもらうのがいいと思うのですが、0歳から預ける保育園の場合は、経験豊富なベテラン先生がいるところがいいかな、と思いました。

おかげさまで、とてもいい保育園に恵まれたと思っています。先生たちが素晴らしくて。園長先生が本当に素敵な方なんです。保護者たちで話すときも、「こういうところがいいよね」とか「あのイベントよかったね」とか褒め合うんです。愚痴を言うことが全然なくて。
とはいえ、厳しいこともあります。区立保育園は、非常にルールがきっちりしているんです。例えば、お迎えは6時半を少しでも過ぎるとアウトとか、0歳児クラスのときは着いたらまず布おむつに替えるとか、親がやらなければならない領域がかっちり決まっていて。
ご近所さんで認証保育園に通わせている人の話を聞くと、フレキシブルに対応してくれたり創造性のあるプログラムもあったりして羨ましいなと思うこともありますが、全部差し引いても今の区立保育園でよかったな、と思っています。

そうなんです。子どもを寝かしつけしたあと起きることもできなくはないんですが、一回寝そうになったところで無理やり起きると、頭が冴えてそのあと寝られなくなってしまうんです。だから夜は一緒に寝ることにしました。
どうしてもやりたいことがある場合は、朝4時くらいに起きてやるようにしています。最近は寒すぎてほとんど起きれていないのですが(笑)
あとは週末ですね。夫に子どもを任せて、資格の勉強をしたり、学校に通ったりもしました。

朝に関しては、自然と担当ができてますね。起きたらまず、私は洗濯機をまわして、お風呂掃除をして自分の身支度をして、夫はコーヒーを入れてパンを焼いて布団を畳んで、っていう担当を、お互い淡々とこなす、という感じです(笑)。
あとは、朝保育園に送るのを夫が担当してくれているので、保育園の準備も夫がしてくれています。おむつの一枚一枚に名前を書く、っていう細かい作業も喜んでやってくれるので、助かっています。

今でこそ減りましたが、保育園に通うようになって最初の1年はよく病気をしていました。特に通い始めの4月、5月は多かったように思います。私か夫かが仕事を休むようにして、それ以外の人を頼ったり他のサービスを利用したりはしなかったですね。 私も夫も親と遠く離れて暮らしているから、親の力は頼れないので。
私は「看護休暇」が1年に5日間あるのですが、それはすぐ使い終わってしまうんですよ。今年もすぐに終わってしまいました。あとは有給で賄っています。
急に会社を休んでも周りに迷惑をかけないように、なるべく周囲の人と情報を共有しておくようにしたり、一人で仕事を抱え込まないようには心掛けています。あとは、熱が出そうと感じたり保育園でこんな病気が流行ってるようなときは、周りに宣言するようにしています(笑)。

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