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くりオンマ
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1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、ソウルで妊娠生活を送っている。



香港旅行から戻っても生理が来ないため、昨日ついに妊娠検査薬を試してみた。超ドキドキしながら、旦那と二人で検査結果を待つこと、5分……うっすら陽性を確認!
「うっすら」だったので信用ならんということで、今朝になって再検査。またまたうっすら陽性。また「うっすら」……。でも、旦那が「明らかに陽性だ」と言い張るもんで、旦那と一緒にさっそく病院に行ってみる事にした。土曜日の診療だったため、病院はすごく混んでいたけど、楽しい気持ちで待ち時間を過ごした。

そして、いよいよ先生との対面。昨夜と今朝に妊娠検査薬でうっすら陽性を確認したという事を告げるや否や、ベッドに案内される。おなかの上からの超音波検査で今日は確認するとのこと。おなかに冷たいゼリーみたいなのを塗られて(ドラマで見た通りの光景!)、エコーをあてると、小さい袋が見えた。「胎のう」が小さいながらはっきりと確認できた。この時点で、胎のう4ミリ!まだ胎児の姿は全然見えない状態。でも、妊娠は確実でしょうとのこと。そして、その日の健診は終了。

むむむ……? よく考えたら、病院に行って、超音波検査をしただけで、尿検査による妊娠確認はしてないぞ。あの袋だけで妊娠と判断したのか? 日本では、妊娠検査薬で陽性を確認したと言っても、また尿検査はするってきいていたのに……さすが、韓国! VIVA KOREAだなと思った瞬間だった。

病院を出てからすぐ、日本にいる母親に電話。妊娠を確認したことを報告。父親には心音が聞こえるまでは内緒にしておこうということになり、父親への報告はお預け。そのあと、義父母にも連絡をいれ、妊娠を報告。すると、一瞬で妊娠情報が拡散していった……笑。そこも、まぁ韓国らしい!?

韓国では胎児に名前をつける風習がある。ださい名前をつけると、元気な子が産まれるという言い伝えもあるそうだ。まだ胎のうを確認しただけだけど、私たちも早速、胎児名をつけることにした。
胎児名を早い時期につけて、妊娠初期から名前を呼びかけてあげることで、胎児にも刺激になるとのこと。また、濃音(朝鮮語の子音には平音・激音・濃音がある)が入る胎児名をつけると、胎児の脳に刺激を与えるとの事で、濃音が入る胎児名にした!

そして、命名した胎児名が、(クルクリ)。豚の鳴き声の「ブヒブヒ」という意味で、子どもが豚を呼ぶときにクルクリと呼ぶ。犬をワンワンと言うような感じですね。究極のだささでしょ?(笑)
でも、深い意味を込めたつもり。豚はたくさん食べるイメージ。本当はどうかは知らないけど……(笑)たーくさん食べて、幸せな人生を歩んでほしいというメッセージがこめられている。
ご飯を毎日食べれるって、この上ない幸せだと、私は思っている。でも、そうするには頑張って働かないといけない。そのためには勉強も遊びも頑張らないといけない。でもがんばった後にはおいしいご飯がある。そういうふうに、ご飯を食べれるありがたみがわかる子どもに育ってほしいという気持ちから、クルクリという胎児名にした。今日から毎日、クルクリに話しかけるぞ。横で旦那も意気込んでるな……(笑)



初健診と2回目健診の間に、1週間という時間があった。その間に区立保健所に行き、尿検査と血液検査を受けた。肝炎や風疹の抗体の有無、エイズなどの確認の検査だ。保健所で受けると無料で、病院で受けると有料だとの情報を得、保健所で受ける事にした。
また、葉酸サプリも無料でゲット! 3か月分! 実は買っておいたのがあったのだが、保健所でもらったものの方がなんとなく安心なような気がして、保健所でもらったものに乗り換えることにした。検査結果は、すべて異常なしとの事だっただが、B型肝炎と風疹の抗体がないとのこと……。出産後に予防接種を受けてくださいと告げられる。 そんなことまでわかるんだ。

そして、今日、2回目の健診。今日は膣から子宮を見た。胎のうが2倍に成長! その胎のうの中に、ピーナッツみたいなのがちょろんとくっついていた。私たちのクルクリとの初のご対面! でも、豆にしか見えず、はじめは二人ともきょとん(笑)この豆みたいなのが成長していくとのこと。生命の神秘を目の当たりにして、感動した。旦那はいまだ実感がない様子(笑)

残念なことに、今回も心音は聞けず……父親への報告がまた見送り……。来週の健診では心音が聞こえるはずだとの事。期待を胸に病院をあとにした。



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