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くりオンマ
<profile>
1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、ソウルで妊娠生活を送っている。



今日こそ心音聞けるでしょ! ということで、旦那とうきうき気分で病院へ。やはり長時間待ったが、心音が聞ける日ということで楽しい気持ちで待った。やっと私の番が来た! ドキドキしながら、エコー画面に目をやった。先生が、「小さいのがどくどく動いてるの見えるかなー?」っておっしゃったのだが……見えない。全然見えない(笑)
そうすると、先生が画面を拡大してくれた。おお、動いてる! 同時に、心音も聞かせてもらえた。どくどく言ってる! 感動の瞬間だった。やっと聞けた心音だったからこそ、もっと嬉しかったのかも知れない。

そして、出産予定日も決定! 2012年4月27日に出産予定。私たちの結婚記念日から10日過ぎた日が出産予定日となった。私の父とは、同じ干支・同じ星座になる予定だ。
心音が聞けたので、早速、父に報告。同じ干支・星座だねと告げると、父は嬉しそうに笑っていた。なんだか、小さな親孝行をした気分だ。

最近は時代も進み、エコーの動画と写真をスマートフォンでも確認できる。アプリをダウンロードして、病院でもらったIDを入れると、見れる仕組み。テクノロジーの進化だな……あっぱれ。

そして、今日、はじめて母子手帳を手にした。

日本のものよりは、簡素なもののような気がするが、なんだかママになった気分。

日本の永住権を持った在日コリアンである私。子どもが将来、どのような選択をするかはわからないが、可能性を広げておいてあげたいとの思いから、こどもに日本の永住権を残してあげたいと以前から思っていた。男の子の場合は、兵役の問題もあるし、永住権の問題は真剣に考えざる得ない状況だった。
韓国では、海外出産を望むケースがとても多い。海外移住を検討している家族が多いことや、さきほど挙げた兵役の問題のためだと考えられる。
また、語学研修を年単位で行く場合に有利だという理由で、海外出産を希望するケースもあるそうだ。さすが、勉強に対する熱意が並大抵ではないな……でも、実際住んでみて、英語ができるか否かの格差は大きいなという事を肌で感じる……。

子どもの永住権の話に戻り、日本で産めば100%永住権がおりるとの話を聞き、日本での出産を検討していた。しかし、臨月に飛行機に乗るのもちょっと怖い気も……。
こういう問題はいろんな噂や情報が飛び交うので、日本の入国管理局に直接電話して、確認してみた。 話を聞いてみたところ、韓国で産んでもこどもに日本の永住権を残せるとのこと。
仕事を出産予定日ぎりぎりまでしたいという思いと、臨月に飛行機に乗るのは怖いなという思いと、見てもらっている先生が変わる不安と、そんないろんな思いから、韓国で出産することにした。また、日本から母親が1ヶ月くらい来てくれるということが最終的な後押しとなり、韓国で出産することで決心することができた。

 

***To be continued***
次回は、妊娠3か月から5か月の様子をお送りします。
お楽しみに♪



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