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くりオンマ
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1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、ソウルで妊娠生活を送っている。



私はどうも、尾てい骨がきしむタイプの妊婦らしい。座ったり立ったりする時に尾てい骨が痛い……特に、地べたに座る時は大変だ。
インターネットで同じ悩みを持った方の対処法を見てみると、ドーナツ座布団が良いとのこと。早速買いに行った。痔でもないのに、ドーナツ座布団を買うことになるとは思ってもいなかった!

でも、買って良かったとすぐ実感した。帰宅後、ドーナツ座布団を敷いて座ってみたら……あぁ、楽だぁ。痛みがなくなるわけではないが、だいぶ緩和された。痔の時だけ活躍するんじゃないんだ……。これからこの座布団を愛用して、ニンプ生活乗り切るぞー!


今日という日が早く終わればいいと、ここ1週間ずっと思っていた……考えすぎて体調不良(苦笑)。
そう、今日は「第一次奇形児検査」の日であった。日本の友達に聞いてみると、そんな検査受けたことないということ……韓国だけで行われているのかな。余計に緊張してきた……。

検査方法は、3D超音波で赤ちゃんの様子を見て、首周りの太さを測り、その太さが3ミリ以上だと再検査というものであった。痛い検査でもないし、いつもの超音波となんら変わりはない。
でも、ここで再検査と言われたらどうしようという思いで、緊張しまくっていた。いつもより超音波検査の時間が長い……長く感じたのもあるだろうけど、実際長かった。30分くらい経ったであろうか、検査終了。

幸い、異常なし。急に体調が良くなる(笑)単純……。
しかし、羊水が濁っているようだから、お水をたくさん飲みなさいと言われる。羊水が濁ってる!? どういう事だぁ! 水分が足りていないからでしょうって言われたのだが、一体どれだけ飲めば良いのですか? と聞いてみる。1日5リットルくらいは飲んでも構いません。まぁ、最低2リットル以上ね。といわれる。
えー!5リットル!? 飲めないよ、それーー! 飲んでも構いませんってどういうこと??? 結局は何リットル飲んだらいいの? と思いながら、帰宅。
帰宅するや否や、旦那が水を差し出す。
「はい、今日から頑張ってね」
……頑張って、水飲みます。目標2リットル。5リットルは無理!


母親から小包が届く。毎度のことながら、ふりかけとかちらし寿司の素とかカレールーとかぎっしり。その中に、見慣れない手帳が。よく見ると、母子手帳であった。昭和55年……!? わー、私がオモニ(母親の韓国語)のおなかの中に居た時のだー!と気付く。

30年以上も前の母子手帳なのに、日本の母子手帳はいろいろと情報も多く、生まれた後の健診の内容まで記されていて興味深い。一番驚いたこと。オモニの痩せっぷり。オモニって太ってなかったんだーという事に気付く(笑)今の母からは想像できない。

母子手帳には私がすくすく育つ様子も記されていた。寝返りやはいはいを始めた時期などが記されていて、なんだか感慨深いものがあった。


妊娠がわかってすぐ購入した胎児日記というおなかの中の赤ちゃんの成長を綴る日記帳。しばらく放置されていた……(苦笑)今日、久しぶりに開いて整理してみた。

1ヶ月ごとの健診で言われたことやクルクリの様子、私の様子などを記していく。そして、子どもに付けた胎児名に込められた意味を書くコーナーがあったり、アッパ(パパ)やオンマ(ママ)がどういう人物なのかを紹介するコーナーがあったり、旦那と書きながらいろいろ思い返せる良い時間になった。
私の母が子どもに残せるように、ちゃんと超音波の写真を整理しておきなさいよと言っていた。私も母から母子手帳を譲り受け、励みになった。クルクリが男の子であっても、女の子であっても、大きくなった時、これを渡せば、何かの励みになるのかなと思うと、作業すべてが楽しい。
クルクリとのはじめての思い出作り。旦那と一緒に素敵なものに作り上げたいなぁ。


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