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くりオンマ
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1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
2012年4月にソウルで愛娘を出産。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、子育てにも励んでいる。




韓国で育児にお仕事に奮闘するくりオンマさんの育児日記です。女優の小雪さんが韓国で出産され、韓国の産後養生院(産後調理院)に注目が集まっていますが、韓国での子育て事情はどうなっているのでしょうか。2012年4月に生また愛娘・くりちゃんの成長ぶりと合わせて、お楽しみいただければ幸いです。(編集部)

今日で、娘は6ヶ月。最近は夜7時に寝て、朝7時まで熟睡という驚異的な睡眠サイクルを維持している。おかげさまで、私はぐっすり寝られるし、仕事にも集中できる! しかし、これでは痩せない(笑)
産後太りをどう解消していけばいいのか、悩みの種だ……涙。

最近、夕方7時には寝てしまう娘。アッパ(韓国語でパパの意)と触れ合う時間が取れない!ということで、今日からアッパが朝に絵本を読んであげるというのがアッパの日課に追加されましたー!

アッパはにやにや嬉しそう(笑)
子どもを大人の時間に合わせて生活させるわけにはいかないわけで、大人が子どもの時間に合わせて生活リズムを変えていけば、子どもとの時間は作れるのだなと思った。

韓国でも日本同様、共働き夫婦が増えてきていて、パパの育児参加は増加中。ただ、日本でいう「イクメン」のような言葉にはまだ抵抗があるかも!?(笑)
「男が育児なんて……」と思っている親御さんも多いし……。そういった中でも、まだイクメンという言葉まではいかないけど、育児に協力的なパパは着実に増加しているように感じる。

一昨日から日本に帰省中。昨日は友人の結婚式、そして、今日は娘の日本の永住権が正式におりる日。私が日本の特別永住権保持者であるため、娘には自動的に特別永住権が付与されるのである。
出入国管理局へ行き、正式に日本の永住権をもらい、区役所にも申請しにいった。手続きはこれといって難しい事はなく、すんなり終わった。

韓国人の父親在日韓国人の母親の間に生まれた娘。韓国で生まれたのに、日本の永住権を持つというちょっと異例な経歴を持つことになるが、この経歴を通じて、いろいろ考え、感じてほしい。という、親の勝手な思いである。

今日、ついに四つんばいポーズがうまくできた。いつもは腕をピーンと伸ばしても足が伸ばせなかったり、その逆だったりと、きれいな四つんばいができなかった。四つんばいに、きれいもくそもあるのかと思うかも知れないが、あるのだ!笑。子どもの世界では、これも一歩成長したという証である。

四つんばいになれたから、ハイハイはもうすぐなのかなと期待が膨らむ。

夜中、娘の様子を確認しようと目を覚ますと、娘の姿がない。最近、寝相が悪く、娘はクイーンサイズの布団を独り占めしているのだが、そのクイーンサイズの布団の上を見渡してもいない。部屋は、クイーンサイズ2枚(娘用+私たち夫婦用)を敷いているので、いっぱいいっぱいだ。少しだけ出ている床を見たが、いない。
どこに消えた? もしかして、横の部屋で寝ている母が連れて行ったのか? 誰かが誘拐していった? それとも、神隠し!? 一瞬の間にいろんな妄想が広がった……でも、なぜか変に冷静な自分もいて、もしやと思い、ゆっくりカーテンを開けてみると、なんと、娘はカーテンの中ですやすや眠っていた
そう、カーテンの中に、娘のからだがすっぽりきれいに入ってしまっていたのだ!(笑)
夜中にもかかわらず、一人大笑い「雲隠れ」とはこの事か。笑っている場合ではなく、何か対策を取らねばと思った私は、妊娠中に使っていた抱き枕をカーテンの手前に置き、カーテンの中にもぐりこまない様、とりあえずの応急処置をとった。これも、娘の成長かと思うと、うれしくなるものだ。

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