<著者プロフィール>
内田 洋平(うちだ ようへい)
1978年生まれ。
幼少より3度の飯よりゲーム好きのコアゲーマーとしてすくすくと成長。
途中、海外で生活してみたり、有限会社の代表をやってみたりと自分でも適当な人生送ってんなぁと思いつつ、いつのまにか某大手ゲーム会社の子会社にてオンラインゲームの「コンテンツプロデューサー」という立場なってる行き当たりばったりな男。
小さなころからゲームに関わる仕事がしたいと思っていたら、今までついた仕事は全てゲーム関係という理想の状態に。
いや、現実はなかなか甘くないなんて愚痴は言いませんよ。
あぁ、この先ゲーム関係以外の仕事に就くことは無理なんだろうなぁ〜。


Vol.004 contents
NO GAME, NO WORLD



皆さんこんにちは。

第3回目の今回は前回から引き続き、TVゲームプラットフォームの歴史について記載いたします。
前回はファミコンまでの歴史を記載いたしました。
さて、そこから時間を進め登場するのは、1985年にセガが発売したセガ・マークIII。

このセガ・マークIIIは、元々ファミコンと同年に発売されたSG-1000の後継機として2年後に発売されたものです。


セガ・マークIII』(セガ)

ファミコンよりスペックの劣っていたSG-1000に比べ大幅に改良を加え、ファミコンを上回るスペックを発揮、尚且つSG-1000で発売されたソフトとの互換性も兼ね備えた期待の次世代機だったのですが、いかんせんファミコンの爆発的な普及やそのソフトラインナップの偏りにより劣勢を覆すにはいたりませんでした。

ただ、それは日本国内での話で、海外ではSega Master Systemの名称で発売され、欧州ではファミコンとほぼ二分するほどの普及を見せるにいたり、その後の両社の 熾烈な次世代機開発につながっていくのでした。

ちなみに余談ですが、セガはセガ・マークIIIが発売された同年にUFOキャッチャーも発売しています。
元来セガはアーケードゲーム市場では最古参であり、世界初の体感アーケードゲーム機「ハングオン」や「スペースハリアー」、「アウトラン」といった 大型筐体を次々にリリース、その後は「バーチャファイター」や「バーチャレーシング」、「バーチャコップ」など3Dゲームで革新とブームを起こしていくことになります。

近年でも、「WORLD CLUB Champion Football」(WCCF)や「甲虫王者ムシキング」、「三国志大戦」などのカードゲームで、家庭用ゲーム機には無い新たな市場の構築を 行っており、次世代機戦争に敗れた今でも、業界の中では大きな力を持っています。

さて、余談はこれまでとして、歴史を振り返ってみましょう。

ファミコンが発売された7年後の1990年、任天堂はスーパーファミコンを発売します。
ただ、この間の7年間ほかのゲームメーカーも任天堂の一人勝ち状態を黙って見ているわけではありませんでした。

まず真っ先に登場したのは1987年にNECから発売になった「PCエンジン」。
発売当時、最も普及していたファミコンに比べ、大きく上回る性能だったため、ファミコンへの移植が難しかった多くのアーケードゲームが発売されました。

『PCエンジン』(NEC)
初代機

また、ゲームデータの外部メモリへの保存、別売のコントローラを接続し最大5人までの同時プレイを可能にしたマルチタップを初めて導入するなど、 いまでは当たり前となっている機構を世界で初めて採用していました。

これによって成功を収めたNECは、PCエンジンの周辺機器としてCD-ROM2システムを発売します。
これは世界初のCDを媒体として採用した、家庭用ゲーム機でありコンピュータでした。
なお、CD部は単体でCDプレイヤーとしても使用可能であり、当時普及途上にあったCDの再生機器として多くの人が利用していました。

このようなPCエンジンですが、そのバリエーションの多さも大きな特徴で、一気に記載いたしますと、
「PCエンジン」
「PCエンジンシャトル」
「PCエンジンコアグラフィックス」
「PCエンジンスーパーグラフィックス」
「PCエンジンGT」
「PCエンジンコアグラフィックスII」
「PCエンジンDuo」
「PCエンジンLT」
「PCエンジンDuo-R」
「レーザーアクティブ+PC Engine Pack」
「PCエンジンDuo-RX」
とPCエンジンのバリエーションだけでもこれだけあり、 その他周辺機器として数多くの拡張機器が発売になりました。

当時筆者もPCエンジンユーザーだったのですが、自分の購入した本体にどのソフトが対応しているのか、対応させるために何が必要なのか、よく混乱したものです。

そんなPCエンジンの発売から1年後、セガも次世代機「メガドライブ」の発売を開始します。

 


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