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くりオンマ
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1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、ソウルで妊娠生活を送っている。




はじめまして。くりオンマと申します。今号より「ソウル・ニンプ・ニッキ」の連載を担当することになりました。
東京で生まれ、京都で育った私がソウルに引っ越してきたのは、2010年10月。きっかけは、「結婚」でした。結婚式は2011年4月に挙げたのですが、結婚式の準備や会社都合によりちょっと早めにソウルINしたわけです。そんな私も今ではニンプ! プレママ! まだおなかが出てきてないので、自分がニンプという意識が極めて低い(笑)

この連載では、韓国と日本のニンプ事情の違いや韓国特有のニンプ事情、共通点などを探っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

子づくり宣言をして2ヶ月。まだ私たちにはこうのとりが来ないのかなと思いつつ、ある広告が目に留まった。「ベイビーフェア」開催とのこと。
妊娠したわけでもないけど、妊娠前にいろいろと情報を得るのも良いかもなんて思いつつ、足を運ぶことにしてみた。妊婦の近くに行くと、妊娠が伝染するという噂もあるしね!

フェアは、ベイビー用品から、胎教グッズ、乳幼児教育セットなど、あらゆるものが勢ぞろいしたプレママから新米ママまで楽しめる展示会! 情報が氾濫していて、目がテンになっている私の横で、旦那の目は完全に回っていた(笑)
プレパパ&プレママには新しい情報だらけ!目からうろこの情報が盛りだくさん!

たとえば、臍帯血保存。このコーナーには人が溢れかえっていた。臍帯血ドナーは聞いたことがあったけど、自分のこどもの臍帯血を自分のこどもの将来のために残しておくという事ができるという事をはじめて知った。白血病や日本脳炎などにかかった場合に臍帯血が有効とのこと。確率はきわめて低い病気かも知れないけど、病気にかかった場合、治療が難しい病気。親としては真剣に考えざる得ない問題だなと思った。

また、韓国では胎児保険たるものが存在する。妊娠22週までに加入するのが条件で、子どもが無事産まれると自動的に子ども保険に切り替わるという仕組み。保育器の費用や先天性疾患の手術費用などが補償されるらしい。日本にはない保険制度なので、いろいろと勉強しなくてはいけないなと思った。

最後に、日本製品の爆発的人気を肌で感じた! おむつからベビーカーまで、日本製品の存在感が目立っていた。日本製品の素晴らしさは韓国人もわかっているようで、特におむつは日本製が最高級品、なんだって。

夏期休暇を取って、旦那と3泊5日の香港の旅に行ってきた。旅行出発前日が生理開始予定日だったけど、生理は来ず。まぁ、毎回遅れるから、あまり気にも留めず……。旅行中に生理が来る可能性も考えて、一応準備はしていくことに。
旅行中も生理が来ないので、旦那にお酒禁止令を出され、ちょっと残念……。でもそれ以外香港を満喫した! 
香港にいる会社の同僚とランチを食べたり、マカオに行ったり、夜景の見えるレストランでおしゃれにディナーを食べたり……楽しいひととき!


香港からマカオに行く際にフェリーに乗ったら、船酔いマックス。30分たらずで到着するのに、揺れに負けてしまった……。そのときも生理が来ていない私を見て、旦那は「やっぱりつわりじゃないのか!?」と騒ぐ始末……(笑)。
私は冷静に、そんなわけないでしょ!とつっこむ。どうも女性より男性の方が「妊娠」に敏感なようだ……。
その他にも、旅行の間中、旦那が私の体が熱いと盛んに言っていた。私は、香港が韓国より暑いからでしょ?って言っても、旦那は「間違いない……妊娠だよ」とずっと言っていた。 しかし、こうやって、5日間の香港旅行を終えて、まだ生理が来てないという事は、生理が1週間近く遅れているという事だから……可能性はあるなぁ。なんだか、ドキドキしてきた。眠れない夜になりそう……。


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