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くりオンマ
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1980年東京生まれ京都育ち。
大学卒業後、渡豪し、自然と戯れる。
2010年、結婚を機にソウルへ。
現在は外資系企業でアナリストとして働きながら、ソウルで妊娠生活を送っている。




韓国で妊娠生活を送るくりオンマさんの妊婦日記第2回目。
今回は、妊娠3か月から5か月の間の、おなかの赤ちゃん・クルクリちゃんとの日々をお送りします。(編集部)


妊婦なのにやってしまった……実は風邪ひいてしまった。熱がないのが幸い。しかし、これでもかという位のせきに苦しめられること早1週間……。
妊娠初期のため、薬も処方してもらえず、柚子茶でしのぐ。柚子茶もいい加減飽きてきたと旦那に言ったら、なつめ茶を買ってきてくれるが、これもまた飽きる。
次の手として、梨をはちみつで煮込んだやつを作ってくれたが、頑張って飲んでみたけど、甘い(笑)甘すぎる(笑)でも、飲まないと治らないよ!って旦那に怒られてしまったので、仕方なく飲む。

おいしくないとか飽きたと言ってるけど、おなかの中のクルクリはもっと大変なはず……だめだめ母ちゃんで申し訳ないなぁという気持ちでいっぱいだ。早く治さなければ!

今日、韓国では秋夕(チュソク)という1年で最も大きな行事のひとつで、旧盆にあたる日。家族みんなで集まり、ご先祖様に手を合わす。
しかし!私は仕事……一人さびしく出社……。日本との仕事を進めているため、韓国の休日関係なし! まだ風邪を引きずっている私であるが、休日返上で頑張るしかない!
しかし、秋夕はお店も閉まる……周りの食堂も閉まる……お昼ごはんどうしよー!なんて能天気なことを言ってる場合でない。
結婚1年目で大きな行事の秋夕に、義父母にあいさつに行けないってどうよ(笑)。韓国では目上の人をとても大切にするので、こういう事はタブー視する人もいる……。旦那が義父母に経緯を説明してくれたおかげで、事なきを得た……。ふぅ……。

韓国では、胎児保険たるものがあり、妊娠中に入院したり、未熟児の場合や先天性疾患があった場合などに補償してくれる。日本にはない保険内容だから、加入するかどうかすごく迷ったが、万が一のために加入することにした。
出産後はそのままこども保険に移行されるらしい。日本では最近、乳幼児および小学生の医療費は無料だと聞いた。韓国ではそのような制度はまだないので、子ども保険を重要である。
ついでに、加入祝いとして、おんぶ紐をくれるとの事!物に釣られたという面も否めない……(笑)

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