大宮冬洋さま

こんにちは、返信ありがとうございます！
お返事が遅くなってしまって誠に申し訳ございません。
「前提」についてのお話、大変興味深かったです。
文章を書く上で当事者意識を大切にする大宮さんの姿勢がすごくよく伝わりました。

私が相談にのっている動機……って、考えたこともなかったなぁ。
大宮さんに問われて、じっくり考えてみました。
まずは、「相談してくれる子が可愛いから」というのが第一にあります。
私に相談してくる可愛いあの子の悩みを一緒に解消したい、そしてできればその子の望む幸せになってもらいたい……というのが大きいと思います。
そういう意味では、相談してこない人の相談にのることはありません。
（当たり前のようですが……）
それに、別に結婚しなくてもいいし、という人だったら、相談にはのらないかもしれないなぁ。
いや、のれない、の方が正しいですね。既婚者である私が大宮さんのおっしゃるような「上から目線」で結婚しなよ〜などと「アドバイス」するなんて、私が独身時代にもっとも忌み嫌っていたことです。
でも、「経験者に話を聞きたい」というのであれば、ぜひ語り合いたいと思います。

同じように、子どもがいない人に「子どもはいいよ〜産んだ方ぜったいいいって！」とは決して言いませんが、「子ども欲しいけど、どんな生活になるかな？」と聞かれれば、喜んで答えたいと思います。
これってどんなことでも同じで、例えば起業している人が会社員に対して「やっぱり自分で経営するっていいよ〜一国一城の主っていうの？　醍醐味だよね。君も起業したら？　せっかく仕事してるのにいつまでも勤め人してるなんてもったいないよ！」と語るのはあまりにも野暮ですが、これから起業しようとしている会社員がノウハウや心構えを聞きたくて起業している友人に相談した場合は、相談にのると思います。
都心から地方に移住した人と都心暮らしの人に「これからは地方の時代だよ！君も移住しなよ！」と語るのは壮大なる余計なお世話ですが、友人に「地方暮らしってどう？　私もちょっと興味あって考えてるんだよね」と聞かれたら、相談にのらない方が冷たいと思います。
経験者からのアドバイスは悩んでいる人にとってはとても参考になりますし、それが信頼できる友人からのものであればなおさら、本やネットで知識を仕入れたり相談するより何倍もリアルで心に響く何物にも代えがたいものです。

そして、「長年付き合っている彼が結婚してくれない」という女の子たちがどうして私に相談するかというと、恐らく私が同じような経緯で結婚したからだと思います。
だからと言って、私の「経験」が彼女たちにも当てはまるというわけではありません。 当たり前ですね。
しかし、話しているだけで自分や相手の状況を客観視できたり、自分の望む方向が分かってくることもあると思うので、私はいつでも相談を歓迎しています。

大宮さん、「お見合いおじさん」始められたのですね！
新連載、とても楽しく拝見しました。お見合いがどうなったか気になります……。
実は私も、皆さん一体私を何だと思っているのか、よく「○○に誰かいい子紹介してくれない？」という相談されて、常に数件持ちかけられている状態です。
（当人からの相談ではないところがポイントかも……）
その人のことをよく知っていたり、幸せになってほしいなぁと思っている人だったら私も積極的に相手を探そうとしてみるのですが、あまり親しくなかったり関係が薄い人の場合はかなり後回しにしていることに気づきました。

そういう意味では、自分にとっては「どうでもいいアホ」だったとしても、誰かにとっては大切な娘であったり姉妹であったり友人であったりすると思うので、そこは私も大切に接する必要があるのだと思いました。
大宮さんに相談するくらいだから、大宮さんのことを信頼している子なのだと思いますが、「僕の知らないところで好きに生きて死んでほしい」なんて思われていたら悲しいな……。

あ、件の「彼氏たち」はやっぱり家族になるつもりはないのですかね〜。
女性としては、「"今は"結婚する気ないかもしれないけど、"いつか"変わるかもしれないからもうちょっと待ってみようかな」と思ってしまうのですが、そうそう変わらないものなのかな……。