大宮冬洋さま
メールありがとうございます。
大宮さんをドキリとさせてしまいましたか。それはそうですよね。
大変失礼しました。
大宮さんのときは……第一報を聞いて、とにかくびっくりしたと同時に、二人の人間の人生に自分が大きく関わったことにじんわりとした感銘を覚えた記憶があります。
それにしても……大宮さんの自己分析! 面白すぎます。
何が面白いって、こんなに客観的に深く自分を分析できているのに、変わらないということ!
他者から見ると、それは開き直りのように思えますが、誰も皆、自分のこととなると、そんなに簡単に変われないものですよね。
でも、それを知っているのと気づいていないのとでは大違いで、そういうシーンに出くわしたとき、どこかでもう一人の小さな自分が「ほら、アレが出てるよ! 気を付けて!」と言ってくれると、大切な人間関係を壊さずに済むことも増えるかもしれません。
私は迂闊な一言で人を傷つけることが多いので、特に気を付けないと……。
「後天的なイケメン」、いいですね。私も頑張ろう、という気持ちになりました。
「美女は損か得か」という問いには、迷わず「得だ!」と断言しますが(もちろん、美女には美女なりの生きづらさがあると思いますし、この思想こそがジェンダー的に問題があるというのも理解した上で、断言します)、男性の場合、人生の大きな割合を占める「仕事」において、「容姿が良い」というのがプラスに作用しないことが多いのでは、と思います。
それはやはり、この社会が「男社会」だからでしょう。
上司や取引先のお偉方が年上男性であることが多いという現代社会では、「イケメン」というのは「チャラチャラした軟弱な奴」に見えて、普通に仕事をがんばっていていも「あいつは見た目だけでけしからんっ」みたいな感じになるのではないでしょうか。
また、イケメンのタイプによっても少し異なるような気がします。
俳優で言うと、沢村一樹さんのようなタイプは年上男性にも受けそうですが、オダギリジョーさんみたいなタイプのイケメンは、標的にされそうです。
そしてもう一つ、イケメンで10代〜20代前半にかけて人生がうまくいき、努力を怠ってきた人は、その後の人生は相当苦労しそうです。
女性の場合は、「苦労しそう」なことに気付いた時点で相当努力すれば生存競争から「一抜けた」できそうですが、男性はそこからの人生がまた長い……
はたと気が付いたときには、コツコツと努力してきた「後天的なイケメン」と大きな差をつけられていた……ということになりそうです。
そういう意味では、長い目で見ると「イケメンは損!」という結論になりそうです。
ただし、「努力してきたイケメン」は、相当手強そうですが……。
と、最近、面食いの娘のせいでイケメンと接する機会が多く、彼らについて思い巡らしていくとこのようなことを考えてしまいました。
いい意味でも悪い意味でも容姿に個性がある人は、いろんな意味で「偏見」を持って見られるので、大なり小なりの生きづらさを感じているのかもしれません。
さて、夏ですね。
前号で教習所に通い始めたお話をしましたが、去る7月15日、無事免許を取得しました!
私もついに車道側の人間になってしまいました。
それでも、手をつないで歩くことの喜びや、自転車を走らせたときに顔に当たる生ぬるい風の心地よさも、大切にできる人でありたいと思います。
洪愛舜
2014/07/30 23:26
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