これまでの経歴の中で、様々経験をつんできたとはいえ、安田さんも仕事を始めてまだ6年目。周りの成長を助ける上で、不安に思うことも多いかと思います。
「そうですね、まだまだ自分がGiveできることは本当に少ないなと感じます。自分が持ってるものは周りの子に全部教えてあげたい。でも私自身もまだそこまでの知識も経験もあるわけではないので、力になれないこともたくさんあります。だからもっと勉強したり、人としての魅力も身に付けていきたいと思います。周りの人の成長のために、自分も成長させたいと強く思っているんです。
それと同時に、全部が全部、自分が与えてあげなきゃ、って考える必要はないんだとも思っています。ある分野について、スタッフの子の方が自分より経験があったり知識があったりするのであれば、それはそれで、私も含めてそのスタッフからみんなが学べばいいんだって。私がすべきことは、みんなが楽しく仕事ができる環境を、しっかりと整えることなんだと思っています。だから、トレーナーというよりは、マネージャーなのかもしれませんね」
上に立つものとして下の人々を引き上げてゆくというより、一緒に学び、一緒に成長してゆく。同年代のスタッフたちに囲まれた安田さんならではの立ち位置なのかもしれません。
「私の場合、環境によって自分自身がどんどんと変わっていきました。実際のところ私も、色々なことにおいて、やってみるまでどうなるのかわかりませんでした。でも、とりあえずいつも飛び込んで、その環境と一緒に変化していたと思います。もしかしたら失敗するかもしれないけど、失敗も含めて自分の経験になるんですよね。
昔から、自分の人生は『七転び八起き』だなと感じていたんで。転んでも転んでも、ぜったい起きてやる、そして、転んだことから全部学んでやる! って思ってます(笑)」