コーチングだけではなく、一番初めに局アナとして就職したときも、今のビジネスパートナーとの出会いのときも、やっぱりこういう『出来事』何か起こっていたという播摩さん。
「私はその『出来事』と積極的に仲良くしてきました。ここで変化を呼び込むことで『流れ』が来るというのを、理屈じゃなく感じ取ってきたんです。この『流れが来た』という信号を受け取るのが『勘』で、そして、流れは、確実に『人』で来るんです」
人が、流れを持ってくるのですね。
「そうなんです。例の『カウンセラー集団』が、設えたように私の前に誰か人をぽーんと置くんですよ（笑）。だから大事なのは人ですし、その人との出会いで『流れが来た』という信号感じるための『勘』もたいせつですね」
それに鈍感になって気づかないと、流れはどこかに行ってしまいますよね。
「そうなんです。だから心がクリアじゃないと目の前に流れてることとか動いていることに対して『勘』が働かないと思うんです」
どういう流れがほしいのかが明確じゃない状態だと、余計に勘は働かないかもしれません。
「そう、それがきっと『どの山に登るか』ということだと思うのですが、それが人によって、『あの山に登りたい』っていう山で動く人もいれば、『どの山に登りたいかまだわからないけど、とりあえずこっちの方向』っていう人もいるし、『山に登るかわからないけど一歩一歩積み重ねた方がモチベーションが上がる』という人もいると思います。でも、自分の行きたい方向が明確じゃないとね」
そして、人や流れや勘を呼び起こすためにたいせつなのが『与えること』と『感謝すること』だと、播摩さんは言います。
「人が流れを持ってくるというのは、自分とその人とがコラボするということ。そしてコラボするためには、まずその人のために私がやってあげられることはなんだろう、って考えたいです。その人が何を求めているのか、その人のために私は何を与えられるか、って。それが回りまわって（直接じゃなくても）自分のところにＷｉｎ−Ｗｉｎで返ってきたら、私の人生はすごくハッピーですね」
その縁の積み重ねに感謝する。そしてまた次の縁が生まれてくるのです。