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金理郷 Kim Lihyang
<profile>
1982年東京都生まれ。奈良県で幼少期を過ごし、同志社大学を卒業後、フリーのアナウンサー、広告代理店勤務を経て、2010年10月に株式会社LBKを設立。女性の笑顔の輪を広げるための商品やサービス、イベント等、 "よき"エネルギーを広げていける事業を展開中。

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「私が今、一番たいせつなものは、“未来”です」
と、まっすぐな瞳で答えてくれたのは、今回のゲスト、株式会社LBKの代表である金理郷(キム・リヒャン)さん。昨年10月に会社を設立したばかりの、ぴかぴかの「社長1年生」です。このコーナーおなじみの「あなたが今一番たいせつなものはなんですか?」という最初の質問に、迷いなく答えてくれました。
「『ちょっと先の未来』のことを考えてわくわくするのが好きなんです。例えば小学校の頃『好きな一文字書いて』と言われたら、無意識で『夢』って書いていたり。もちろん今も楽しいし大事なんですけど、未来は作れますよね。だからそれがすごく楽しいと思うんです」
ということは、小さいころからずっと先のことを考えて計画するのが好きだったのでしょうか?
「と思いきや、そうでもなくて(笑)。おおまかなイメージはあるんですが、綿密な計画を立てるというよりは、思いつきタイプですね。思ってしまったことに対してストップがきかないという(笑)」
ひらめいたら、実行せずにはいられないタイプですね! 会社を設立して事業を始めようと思ったのも、そういう「ひらめき」があったからでしょうか?
「そうですね。でもひらめきって、きっと長いいろんな蓄積があって訪れるもので、絶対に何もないところには訪れないと思うんです。ひらめきまでの間には、その前の何年かの自分の悩みとか思いとか葛藤とかがあって、ある時それがひらめきとして降りてくるんじゃないかなって。だから、ひらめきって『始まり』ではなくて、自分の中では『結論』なんです」
つまり、ひらめいたのに動かないというのは、過去の自分の蓄積をなかったことにしてしまう、ということなんですね。
「そうなんです。それって変な方向にぐにゃって行っちゃう気がして、自分の中では気持ちが悪いですね。スタートであり、結論なんです」
まぶしいほどに「前進」へのエネルギーにあふれる金さん。一体どんな風に今の金さんが構築されてきたのか、時間とともにひもといていくことにしましょう。






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text by Hong Ae Sun


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